第1章Aki

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あたしは、再び仕事に戻った。 そしてしばらくして、全ての仕事が終わった。 「よし、終わりー。」 バッグを持ったその時 「なあ、細田この後呑み行かね?」 佐藤が口を開いた。 (…呑みか。まあ久々だしね。) 「良いねー!行く!あんたの奢りね。」 「は?絶対割り勘だからな!」 「やだよー!言い出しっぺあんたなんだから」 「おい!」 クリスマスなんていらない。 今は佐藤がいるから。 佐藤と笑い合うこの時間が幸せだから。 だから、クリスマスなんていらないんだ。 だけど、そう思っていたのはあたしだけだった。 そしてあたしは勤怠を切り、佐藤と呑み屋に向かった。
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