第1章Aki

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「カンパーイ!」 ゴクゴク あたしは注文で来たビールを呑んだ。 「ぷはあ!うまあーーーーーーーーーー!やっぱ仕事終わりのビールは格別だわあー!」 「オヤジかよ。ほんっとお前俺の前だと緩んでるよな…。 まあ…嬉しいけど。」 「??何か言った?」 「何もねーよ!しかしもう12月か…。」 「だねーこの前まで11月だったのに…。もうあっとゆうまだよ。」 「12月といえばクリスマスか…。」 「あーはいはいクリスマスね。」 「お前、クリスマスアンチかよ。」 「別にー」 「あーさてはお前、相手いねーから拗ねてんだろ?」 「あーハイハイそうですよ!どうせ仕事だしね! クリスマスなんて子供かカップルかが楽しいだけでしょ! …どうせ関係ないですよー。」 「…開き直りかよ…。」 ふんだ。クリスマスなんてもう関係ないもんねー! 一人で食べるチキンも美味しいもんね! …とあたしは心の中で強く開き直った。 「すみません!ビール追加で!」 あたしは、近くにいた店員に声を掛けた。 その時佐藤が口を開いた。 「…じゃあ俺が一緒に過ごしてやろうか?クリスマス。」
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