文字にする事…私という主人公の無いものねだり…

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いつからだろうか… 物語のような妄想や空想を想い描く事をし始めたのは… 今、分かる事は…そうしないと心が壊れそうだったからなのかもしれない どう表現したら良いのか、どう伝えたら良いのか、1人で悩み苦しみ…現実逃避として、自分はこの人生の主人公キャラだと客観的に見るために… お話の世界なら終わりがくるから、この悩みや苦しみにも終わりがくると思いたかった 小さな頃、もしも好きなもの選んで良いよ?と親に言われたら…これとこれとこれと…なんてオモチャの広告を見るのが好きだった 見て想像するだけで満足し楽しかった… その頃から私の妄想や空想に浸る人生は始まっていたのかもしれない… 我が家は、別に不自由な生活や家庭ではなかった…どちらかと言えば、裕福な方かもしれない その当時 こんな田舎で外車に乗り 毎年、家族で海外旅行に行くような人は周りにいなかった 習い事でクラシックバレエをしてる子もいなかった 一人娘で、母親は主婦で父親は自営業 初孫だったからか祖父母にも可愛がられ みんなから何でも買ってもらえた いつもオシャレな服を着せてもらい いつも可愛い髪型をして 立派な家に住み大きな犬を飼っていた どうみても裕福で幸せそうな家だと思われる それが小さな頃から当たり前に育ち、ありがたい事だと今も感謝はしているが…現実、いろんな事があった いろんな事を知らなかった…それがいけなかった 先程までに話したような環境の私が、それが素直に普通だと幼い頃に思ってた事が…いけなかった いろいろな苦労して生きてきた両親が、やっとの思いでできた娘に何不自由させず、いろんな経験をさせたいという気持ちやモチベーションは高かった… ありがたい事だと思う そのために、たくさんの苦労してくれたのも子供ながらに幼い頃から何となく気付いていたんだと思う… なので、始めに言っていた…もしも好きなもの選んで良いよ?と言われたらなんて、想像で広告を見て楽しんでいたのも、本当は言えなかったからだった…何でも買ってはくれる…ただ私が欲しい物ではなかった…でも、ありがとうと思ったし素直にそれで遊んでいた… 本当は男の子が遊ぶような物も興味があった けれど、女の子っぽい物を与えられ、人の持ってないような物を与えられていた
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