第2章 アブラ ドロボウ

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 「逃げたんじゃなきゃ何者かに食べられたとかね、お化けとか?」 豊永―、ゆらちゃんー、おーい、どこだー! 恐々とした声が俺達を、呼んだ。 日向ぁ、何だここに居たのか! 女子とカメラおたく共が合流して、この話はおじゃんになる。  その後、俺達は校内をくまなく調べ、何の収穫も無いまま、 見回りにバレないうちにぼやいて解散になった。 そしてその時、何げなくに俺は見た。 ワタルが携帯で、誰かと話してる姿を。
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