第2章 アブラ ドロボウ

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 翌日、夜の探検がたたって、少し眠い。 授業中に居眠りして立たされるのはいい。 でも、クラブではマジでシャレにならなくてヤバイ。 だから気合を入れた。  それでもタイムに響いてしまったのは、完全に俺のミスだ。 無意識にコンディションを、崩していたのだろう。 コーチには、どやされるし俺のプライドもあって、 バカみたいに走り込みをした。  で、昼休みはバタンキュウ。 休みがてら、屋上に上がった。 遠く街並みに石油コンビナートが見える。 そして俺は眼を白黒させた。 一緒に居るゆらも、眼が点だ。     
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