Christmasrose

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「着きました。」 そう言って彼女は車を止めた。 看板にはフラワーショップ【eternal】て書かれていた。 (…エターナルか。) いや、てか家に上がるって本当に良かったのか? そして、彼女は車を車庫にいれた。 「…よし。じゃあ行きましょう。」 その時、シートベルトで彼女の胸がばんとはっきり出ていた。 (…てか、おっぱいデカいな…。) って何見てんだ俺! しかし、タートルニットとはまたエロい…。 ほとんどボディ丸わかりじゃん…。 「は、はい!」 …いや、はいじゃねー!! 良いのか本当に。 この人は一体何を考えてるんだ? 初対面の俺を家に上げるなんて…。 誘ってんのか?いや、ただの天然か。 いやでも見た感じ、ふわっとはしているけど流石に常識はあるだろう。 もしかしたら普通にお茶を淹れてくれるだけかもしれない。 ダメだ。それよりもおっぱ… その時、 「…降りないんですか?」 咄嗟に彼女が口を開いた。 「…え?」 …おっぱい見てたなんて言えねー! 「…??」 彼女はきょとんとしていた。 「…いや、あの…。」 その時彼女が捨てられた子犬のように俺を見つめた。 (…うっ。やめてくれーその目は…。) 「…お、降ります。」 そして、俺は思わず降ります宣言をしてしまった。 (…ああ。理性に勝てない俺…。)
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