エピローグ

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竜関からだろう、からかうような内容の文と一緒に鏡小屋の外観を写した画像が添付されていた。 「くそ――っ!」 八つ当たりをするようにスマホを投げ、煌人は錯乱したように頭を掻きむしる。 どうにか呪いは解けないか、何か方法を見逃してはいないか。 必死になって脳みそを搾るも、何一つ希望は見つからない。 様々な感情が噴き出し、震えが止まらなくなった手で酒の入ったコップを掴み一気に中身をあおった。 「……」 空になったコップには自分が映り、今にもあの腐った女が入り込んでくるのではと妄想して、胃に流し込んだばかりの液体を戻しそうになる。 自分はこの先ずっと、着信や反射に怯えながら生き続けた挙句に、この世から抹消されるのか。 救いの余地がない絶望に飲み込まれた煌人は、時折獣のように唸りながら、ひたすら頭を抱えて震え続けた。
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