第1章

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親友は、男前だ。 彼女は、機転も聞くしユニークだ。一見きついけど繊細で一途な所がある。 高校の時からの親友である。 伯母と親しくして息子とも会っていた。吾朗どんなに大きくなってるだろうか。 深く傷ついて傷だらけの伯母は繊細だがおばちゃんになって無頓着になっていた。 伯母に渇を入れてくれた。叱ってくれたのだ。 唯一謝ることしか出来ない自分が彼女の言葉に救われた。 私は一生忘れない。この恩を。旦那となにがなんでも添い遂げてこの恩を返さなくて行けない。 以来彼女とは、連絡は控えている。どうしてもしんどいと言うときだけ。 彼女から来たら、結婚したら、辛いことがあったら真っ先に話が聞けるようにしておくのだ。どうしてるだろう。 久々になん十年後に電話をしたら、うちらいいとしになっちゃったよな。 おじさんか。
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