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久恵ちゃんが言うには、鍵をかけ忘れたのは後になって気が付いたとのこと、また、始めは本当に不審者が侵入したと思い、パパだと分かってからは、驚くやら恥ずかしいやらで泣いてしまったとのことであった。
「こういう間違いも起こると分かったので、これからは必ず鍵をかける」と言った。その後、2人とも疲れて就寝した。
やはり次の朝はひどい二日酔いになった。それが分かると、酔っぱらいは手がかかるとあきれながら、久恵ちゃんはお粥を作ってくれた。おいしい。それに、なんとか信頼関係を修復できたみたいで良かった。
いつもより2時間遅れて、近所を気にしながら二人一緒に出勤した。うら若き女性と同居している難しさが身に染みた。やれやれ。
後日、警察に始末書を提出した。振り返ると、どこか心の片隅にそういう思惑があったのかもしれない。それが、泥酔して無意識に問題行動を起こした? いやいや、そういうことは絶対にない!
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