尊敬できる友だち

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先日、彼女と会ってお茶をしていた時のことです そこのケーキは地元でもちょっとお高くて 手土産にしたり自分へのご褒美など 特別のときしか私達は食べないケーキです 当時、私はご主人が倒れて障害が残ったヒカルに会って 初めて色々聞いたときでした 本当にふびんで仕方なかった 彼女がココロからホッとする時間を作ってあげたい 何もしてやることができないけど 何かないかな・・・ それで別れ際に ここのケーキを家族分と、もうプラス1個を 持たせました そのときのことを話し始めました 「ヒロがあの時、持たせてくれたケーキ 本当に嬉しかった あれから帰って主人と色々話しながらお茶したの あの時、すごく素直に話せて良かった だからこのケーキを見るとね涙が出ちゃうの ありがとうね」 と、言って涙をいく筋も流しました 「わたしこそだよ」 私ももらい泣きです 本当にしあわせになってもらいたいと友達に 思えることは少ないです これが"親友"と呼べる人なんだと思います 私は何かあるとヒカルの事を思い出します 彼女も頑張っているんだからと思うんです 私なんかまだまだですから 彼女には長生きしてもらいたいし楽しい顔をしている ところが見たい 久しぶりに会って、色々話せて 別れるときにヒカルが言った言葉 「今度、三島のウナギを食べに行こ」 なんだか嬉しかったです
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