1つめのおもい。拙いダンスを踊りだそうか。

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本当が何かなんていまいちわからない。 私は私がいまいちわかっていないのかもしれないなって感じる。 「んんんんんん...」 あー。なんか体がふわふわ浮いてて地に足がつかない感じ。 この感覚が嫌いだ。しっくりこない。 「どうしたの?」 Y奈だ。うざい。 「いやぁ...眠くってね~」 もう今は話しかけないでほしい。 「そうなの?B子って年中眠いよね」 少し笑いながら私に言う。私の事、嘲笑っているよね。 私の死んだ目は眠そうな目に似ているからついついその言葉で誤魔化すことが多い。 それに私1人が悪いだけの被害妄想に関して関係の無い赤の他人に足を踏み入れられるような嫌な感覚。ほんの少しの違和感のような癖のようなものに他人に気付かれるのは嫌。 にこにこと自分から話しかけに行っているのは私なのに相手を心の中で拒絶している私はクソ。 死んだら私、地獄にいくんじゃないかな。 その子がいつも私にしているように自分も私を嘲笑った。 「そうかなぁ…だって授業つまらないんだもん。先生の話し声聞くだけで眠くなっちゃうよ~」 まあ、妥当な線だと思う。 「まあ、B子っぽい理由だね。B子って授業あんまり真面目に受けてないのに成績がそこそこいいじゃん?いつも夜中まで家で勉強しているのかと思ってたのにな。外れちゃったか」 乾いた空気を漏らすような笑い方。 名探偵のつもりがまさかの外れ。 乾いた笑みもするか。まあ、外してくれてよかったけどね。 「いつも授業嫌だ嫌だって言ってるし、しかも体育は大っ嫌いとか、大変だね。」 少し苦笑いしながら。笑いすぎだよなこの子。 私の事本当に馬鹿にしたいのかな。 まあ、違うだろうけど。 「でも、Y奈とかに会えるから学校嫌いじゃないよ!むしろ好きだよ!」 いつものように軽く抱きつく。にこやかに。 軽く。でも、ぎゅうっとぬいぐるみを抱きしめるように。 少し嫌だなって思ってるんだろうな。 でもY奈は、スキンシップ自体は結構好きだろう。 もう少し量を控えるべきかな。 一つ一つ行動するたびに考えが浮かぶ。浮かぶ。浮かぶ。沈める。 「そうかそうかぁ」 少し、嬉しそうに見える気がする。 私は都合の良い見方でしか見れないからあっているかわからないけど。
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