日常14

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日常14

日曜日の昼にふらっと評判のラーメンを食べようと訪れたら、カップルと家族連れしかいなくて、並んでる間、カップルや家族連れの会話が行き交う中、一人ポツンと縮こまっていた。 店員さんの何人様ですかの声に申し訳なさそうに一本の指を出して一人ですという苦痛に耐えながら、待ち、順番が来て入ると、お一人様でーすという声が響いた。 恐縮しながら注文して席に座る。苦労しただけあってさぞ美味しいのかと思いきや、味気なさを感じた。 店員さんが申し訳なさそうにまたお越しくださいねーと言った。さらに恐縮した。
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