日常16

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日常16

大阪梅田の地下街にふらっと訪れてしまった自分は、行き交う人の多さに圧倒さえていた。迷宮とも思われるいくつもにも伸びた通路に困惑していた。 めまいを起こしながらも訪れた古譚というラーメン屋で注文した時に、上着暑くないですかと店員が聞いてきた。冬とはいえラーメンをすするには自分の上着はあまりにもゴツかった。大丈夫ですとお断りすると店員さんは寂しそうな顔をした。 甘めのスープに心は暖かくなった。
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