日常7

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日常7

バイト終わりの朝にベンリー で橋を渡った先の道路の真ん中で鎌を構えているやつがいる。いつ車にひかれてもおかしくない車道の真ん中で睨みつけるようにカマキリがすっと立っていた。原付で華麗にかわしながらも微動だにしない。自分にあんな鎌があったらさぞラーメンが食いにくかろうとほくそ笑むのだった。
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