魔法?

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1コマ目 これは二人の魔法使い?の物語だ。 2コマ目 魔法使いと名乗らない方の魔法使いは言った。 「それを魔法と呼ぶのは感心しないな!」 3コマ目 魔法使いと名乗る方の魔法使いは、それに対してこう言った。 「お前がどう思うかは全く関係ない」 4コマ目 魔法使いを名乗らない方の魔法使いは名をエリオットと言い、魔法使いを名乗る方の魔法使いをチェンバレンと言った。 5コマ目 二人の魔法使いはほとんど同じ魔法を操る魔法使いだったが、二人は考え方の違いから、魔法の操り方の全く違う魔法使いになった。 6コマ目 かつて二人は友であった時もあれば、ライバルであった時もあったが、今はただの敵同士。いや、敵同士ならまだマシな方で、お互いの邪魔しかしない厄介な商売敵と化していた。 7コマ目 時には敵として、時には邪魔な相手として、時には邪魔な存在として、魔法の操り方の全く違う魔法使いとして存在する彼らは、自身とお互いをこう呼びことにした。 8コマ目 魔法使いを名乗らない古の科学者と魔法使いを名乗る魔と妖を司る術者と、自身とお互いをそう呼び合うことにした。 9コマ目 けれども、彼らは通常、自身のことは名乗らない者と名乗る者と名乗り、相手のことは馬鹿とか阿呆とか間抜けとか、猿とか犬とか虫けらとかそのような言葉で罵るような間柄だった。
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