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この話が嘘でなければいい話だ!やっと私にも仲間ができる!!
「あはは...。近いですね...。ちょっと離れてもらってもいいですか?」
「あ、すいません。」
私としたことが。恥ずかしい。
「いえいえ、あなたは見る限りエルヴィスだと思うのですが、どんなスキルが使えますか?」
説明しよう!エルヴィスとは、そちらの世界で言う魔法使いというよりは事なのだ!
「えっと、桜舞吹雪が使えます。でも、こんなスキル、使えませんよね?」
「桜舞吹雪...!?君、もしかして大魔術師アストラかい!?」
それは私のおばあちゃんの名前だ。
「私の名前はアストレアです。覚えといてください。」
「これは失礼。アストレアか。いい名前ですね。」
そんな誉め言葉言われてもときめいたりはしない。
「...聞きたいんですが。」
「なんでしょう。」
「何故、桜舞吹雪でそんなに大騒ぎをするのですか?」
「分からないのですか?...いいでしょう話が長くなりますが、お話しましょう。」
男はコホンと喉をならすと、
「昔、皆から恐れられていた魔術師がいました。その名をアストラ・レクサスと言います。僕は彼女のことをアストラと呼んでいますが、世間はアレクと呼んでいます。そのアレクが一度、この世界を支配しようという噂がありました。」
どこから流れたんだ。そんな物騒な噂。
「アレクは火の魔法を使っていました。昔から火の魔法は悪魔の力と知られていました。なので、その力を支配に使うのだろうと、世間は勘違いをしていたのです。」
「悲しんだアレクは、火の魔法を使うのをやめてしまい、使える魔法がなくなってしまったのです。」
なんで火の魔法だけだったんだろう。水の魔法とか雷の魔法とかあるでしょ。
「ある日、そんなアレクが朝、外に出ると、一人、いや、ひとつの『黒いモノ』がたっていました。その『黒いモノ』は、アレクにこう言いました。
「せっかく僕が火の魔法を使えるようにしてあげたのに...。使わないなんてひどいね。それならもう要らないよね。知ってると思うけど、魔法を捨てた人々はゴミとして扱われる。そう。捨てられるんだよ。」
「恐れたアレクは、火の魔法を使おうとしました。」
『シリアスファントム!!!』
「黒いモノは言いました。」
「言ったでしょ?捨てられるって。魔法を捨てた時点で君は魔法も生きる道も捨てたんだよ。軽い気持ちで捨てる奴は軽い気持ち
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