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カラオケが終わりホテルへと帰ってきた。
駐車場に車が停まるとみんな揃って
何処かへ向かう。
取りあえずついていき
誰にも気づかれないように
そっと抜け出した。
暗い海へ
おいで 早くおいでって呼ばれてる…
国道を横切り砂浜へ降り
凄い雨の中びしょ濡れになりながら
海に向かってふらふらと歩く。
早く早く
眼に見えない何かに誘われるように…
靴を脱ぎ バックを砂浜に置き
私はここに居ましたと印を残し
ゆっくりと荒れる海に
入って行った
私を終わらせに…
貴司に愛されない私は
もう要らないの………………
ゆっくりと海の中を進む。
もう何の感情もない。
私はもう終わるのだ
貴司…
もしも
もしも…
生まれ変わりが本当にあるとしたら
今度出逢う時は
ずっとずっと一緒に 生きて行きたい……
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