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谷「ちょっと後ろを向いてもらえますか?」
『?…………はい』
モゾモゾとお尻の位置を変え先生に背中を向けた。
先生の手が私の髪を左肩から右肩へとすき
右胸の前に垂らす。
谷「ちょっと失礼」
と言ったとたん
ジッ♪
っと素早くワンピのファスナーを下ろした。
ーーーーーーーっ!
びっくりし過ぎて声が出ない。
ぎゅっと、胸元を押さえ体を固くした。
そんな私に気づいているのか
気づいていないのか…
先生は無言でキャミソールの上から
ブラのホックをさっと外すと
首筋から指を滑らせ
そのまま肩のラインをなぞり
ワンピとキャミ ブラの肩ひもを一緒にずらす。
ストン…ッ♪
きゃーっキャーッキャーッ(。>д<)
おっ落ちちゃう…っ
心の中で悲鳴をあげ
カァっと顔に血が上る。
たぶん耳まで真っ赤だ。
なになになにーーーーーーーっ
この状況!
誰かぁ 助けてーーーーーーーっっっっっっっ!!!
真っ赤になって俯きますますワンピースを
押さえる手に力がこもる。
半ばパニックになる私とは対象に谷先生は
至って普通だ。
黙ったまま二の腕から手を滑らせ
肩を包むように温かい手のひらで覆う。
優しく撫でられ腰が痺れ ビクッと震えた。
やだっ
恥ずかしい…(//д//*)カァァ
温かく大きな手が背中をなぞり
後ろからワンピースとキャミソールの間に両手を入れ脇腹をなぞりそのまま
抱きしめるように腹部に手を回した。
『ひゃっ!!』
背中に触れはしないけれど
谷先生の気配を嫌というほど感じ
さらに体が熱くなる。
「ここ、痛いですか?」
耳元で深い声が響き
鳩尾を軽く押された。
きっと耳まで真っ赤なんだろう。
恥ずかしくて それを振り払う様に
顔を横に振った。
『あの…腕と肩以外は痛くない、です…』
蚊の鳴くような声でそう言えば
先生はブラのホックを止め
ずり落ちた下着とワンピを肩に戻し
何事も無かったように
ジッ♪
っとチャックをあげた。
ホッと息を吐いて肩の力を抜く。
たっただシップ貼って怪我が無いか
診ただけなのねっ(汗)
谷「もう良いですよ。
こっちを向いてください。」
いつも通りの冷静な先生の声
先生は診てくれてただけなのに
変に意識してしまった自分が恥ずかしい。
くるりと振り返ったけれど顔が上げれない。
先生の顔見れないよ……
谷「後 痛い所はありませんか?」
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