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「ねぇ、みんなで写真撮らない?」
美琴が言った。
「いいね!」
私たちは、それぞれのスマホを出した。
「……一台で良くね? あとでLINEで送ればいいじゃん」
「それもそうだね」
聡史の提案に、みんなが賛同した。
美琴が、「じゃ、私ので」と、自分のスマホをテレビ台の上に固定した。
「それじゃ、撮るよ……」
美琴がセルフタイマーのスイッチを押してから、急いで聡史の隣に座った。
星夜が、私を抱き寄せた。
――カシャ。
シャッターが切れた。
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