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私たちはまた、来た道を引き返した。 駅が見えてきた。 その向かいに喫茶店がある。 美琴と話し込んだ喫茶店。 辛いことも楽しいことも全て、暖かく受け入れてくれた場所。 あの時食べた、しょっぱいパスタは、一生忘れることはないだろう。 私が思わずクスッと笑うと、星夜が不思議そうな顔をした。 私は、「なんでもない」と笑った。
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