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「雫……。ほんとにいいの?」 星空から私に移した瞳が、哀しく揺らめく。 「うん。もう決めたことだから」 「でも……」 「あのね、星夜」 私は星夜の頬にそっと触れると、その美しく輝く瞳に語りかけた。 「私が星夜と一緒にいたいって気持ちは、他のどんなものよりも大切なものなの。私の一番の望みは、星夜とともに生きること。それ以外は何もいらない。だから信じて。私の気持ちを。私も、星夜のこと信じてるから」 「雫……」 「一緒に幸せになろう」 私たちは、一晩中星を眺めていた。 地球から見る、最後の星空だった……。
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