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私は足音をさせずにそおっとドアに近づき、小さなスコープを恐る恐る覗いてみた。
ドアの外に若い男が一人立っている。それも、なかなかのイケメンだ。
もしかすると、隣に引っ越して来た人かも。確か隣は空き部屋だったはず。
念の為、チェーンを付けたままドアを開けた。
「はーい」
ドアの隙間から覗くと、イケメンと目が合った。
その大きな瞳は、ガラス玉のようにキラキラ澄んで、見るもの全てを浄化してしまいそうなほど美しかった。
まるで、宇宙から見た地球のような輝きだ。
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