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翌日。
早朝5時から起こされる。
「なんでこんなとこいるの?
娘が居なくて寂しいからって、わざわざ娘のBEDで寝なくても」
ニヤニヤして、そう決めつける。
その主人の勘違いに。昨日の怒りが戻ってくる。
あんたのせいで眠れなかったんだろうーーーーーがぁ!
って叫びはしなかったけど。
・・・こんこんと説教してあげた。
「今日から、わたしはこっちで寝させていただきます」
「無理。ひとりで眠るなんて。寂しすぎるでしょ?」
「十分ひとりで寝てらっしゃいましたけど? 大きないびきかいてね!」
わたしが怒ってるのに。
「もういびきかかないようにするから」
って、訳が分からない。そんなの無理でしょ。
「とにかく。君が先に眠ってくれれば気にならないはずだし。
もう一回、様子見てから。ね」
ってなんだかよくわからないうちに説得されてしまう。
だけど。
その日も。
一緒の部屋で眠ろうとするけど・・・。
結局。
昨日と同じじゃない!
やっぱりわたしは、いびきで眠れない。
とんとん、とたたいてみる。
勿論、とまりゃしない。
あぁぁぁぁぁぁ、もう。
うるさあぁぁぁぁい。
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