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小さい頃から、兄のように慕っていた
―欲しがってたろ、ピアス…―
格好良くて、喧嘩強くて、男女関係なく遊びまくってて
―誕生日プレゼント、俺が許可するまで付け替えんなよ?…―
でも優しくて、隣にいるのが楽しくて、大好きだった
一緒にバカやりながら笑っていられたらって、思っていた
―俺は、お前のこと、弟なんて微塵も思ってねぇよ…―
初めて
「男の目」をした貴方に恐怖して
そういう対象として見られていたことにショックを受けて
貴方から逃げ出したのに
―ユキ、お前のことは誰にも渡さない…―
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