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『バチルス氏病』特殊なウイルスからくる感染症だ。
血液や粘膜からの感染が確認されている病気で、国内の推定患者数は約一万人。
症状は臓器の炎症、及び高確率でのガンの発症。
予防はワクチンでほぼ100パーセントできる。
海外に売春目的で行く男性達が接種していく事でつとに有名だ。
また感染しても治療により完治する。
だが、問題は慢性のウイルスを体内に保持した、所謂キャリアの存在だ。
彼らの感染元は無計画に進められた予防接種と、その多くは母子感染。
特効薬は今の所は見つかっておらず、ウイルスの増殖を抑える薬があるものの、非常に高額だ。
キャリアは多額の医療費の負担と、明日にも劇的発症するかも知れないと云う、心のリスクを抱えて生きていく。
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