悲しみのノクターン

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私も静かに横たわった。 長い月日、こうしていられたのは、ロジェとエルザのおかげだった。 何も知らない世間知らずの私の師匠となり、どんなときも導き行く先を指し示してくれたも同然。 美雨に出会い、愛に溺れた私を許してくれたのも二人。 何もかも、二人がいなければこうしていられるわけがない。 私よりも長く年を取り、年長者として皆を導いて来た二人が、なぜ苦しまねばならないのか。 彼女にとって、二人は私と同じようにかけがえのない存在のはずなのに。 なぜなんだ! 私達は確かに人ではない。 こうして存在することさえ間違っていると言われても否定はできない。 しかし、嘗て人であった時には、誰かを支配しようなどと思わなかったはずなのに… 美雨よ、なぜ君は、そんなにも変わってしまったんだ。 私の愛する君は、どこへ行ってしまったんだ!
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