苦悩のソナタ

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男なんて狩っても楽しくもない。 いとも簡単に墜ちるからだ。 犯罪者なんて簡単。 殴ろうがナイフで刺されようが治るこの体。 銃で打たれても何の意味もない。 「俺と手を組まないか?」 笑っちゃうわ。 さようなら、おバカさん。 笑っちゃうわ。 簡単に手に墜ちる。 でも、不味い。 男なんて不味いのよ。 美少年は見てるのが楽しいのに、頭が悪い。 男なんて麗史だけいたら充分だったわ。 そんな時、 「助けて」 虫の声。 すぐに見つけた。 可愛らしい女の子。ボロボロだった。 気の毒なほど酷い状態。言葉にしたくないわ。 肋は折れていた。 下半身は血だらけだった。 顔は腫れ上がり、眼球も真っ赤だった。
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