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二人目もそうして探した。
みんな可愛らしいわ。
しかも、美味しかったの。みんな。
虫の声が見つけられる日はそうはない。
だから、闇サイトを漁るようになった。
たくさんいるのね。
死にたい人。
手助け?
違うわ。
だんだんと、可愛らしい女の子を傍に置きたくなった。
だってそうでしょ?
麗史と並んだその姿。
美しいわ。
美しい麗史と可愛らしい女の子。
もう、私がお姉さんよ、なんてバカみたいに、そんなことを思った。
あれから家族には会ってない。
家の前に立ったわ。
楽しそうな声。
でも、私の居場所ではなかった。
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