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嗚呼、あの子を傍に置けば良かったと心の底から思った。
私の可愛いウサギちゃん。忘れないわ。
あなたほど可愛い子はいないわ。
麗奈なんて、逃げるんだから。
あんな黒羽の若造と。許さないわ。
麗史まで味方につけて、ロジェまであの子の味方。
なぜ?
私が何をしたと言うの?
本能に従っているだけ。
彼女達は私をわかってないのよ。
私の傍にいれば、最上級の愛を注ぐのに。
麗史に近付くなんて、憎らしいわ。
どうしてなの?
麗史もなぜあんな小娘達に優しいのよ。
麗史が相手にするから、麗史が優しくするから、私は恐怖を与えてやった。
可愛いわ。
恐怖で震え、謝る姿。
わかればいいのよなんてその時だけ。
憎らしい。
頭の悪い女ばかり。
麗奈はまだマシよ。賢かった。
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