17人が本棚に入れています
本棚に追加
「とにかく、今は自分のことを考えて。
近いうちに必ず会わせるから。」
近いうちにとはいつまで待てばいいの?
「俺を信じて。今すぐには危険だから無理なんだ。少し時間がかかるしね。
大丈夫。剣斗には知らせたから、安心しているはずだよ。」
それを聞いて安心できた。
剣斗を危険に晒すわけにはいかない。
必ず会えるなら、今は耐えていよう。
ここに来てから、穏やかに時間が流れるようになった。
温かいスープのおかげで心も体も癒されるようだった。
何もかもがうまくいかない。
でも、今は、彼を信じられる気がしていた。
最初のコメントを投稿しよう!