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前田利家の死と三成暗殺
秀吉の死をきっかけに、清正たちは、三成を殺そうとしたが、利家によって、おさえられてきた。
「やめろ、愚か者。同じ豊臣家の中で、仲間割れするな!」
利家は、清正たちをしかりつけつきた。
しかし、前田利家は、慶長四年(一五九九年)閏三月三日、六十二歳で亡くなった。
そして、事件がおきた。
清正たちが、三成の暗殺を計画したのだ。
三成は、考えた。
そして、なぜか、ずっと敵対してきた、家康の屋敷に、行ったのである。
三成の読みは正しかった。
家康は、清正たちから、三成の命を救った。
しかし、家康は、三成に、責任を問い、奉行職を解き、佐和山城に引退させた。
しかし、三成は、大人しくない佐和山城に引きこもるつもりはなかった。
三成は、家康の動きを、たえず耳に入れていた。
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