それでも生きていく

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後半戦の収録開始の合図に合わせて、深く深呼吸した。 番組後半は私の話を聴いてもらいたいと思います。知っている方も多いかと思いますが自ら命を絶ったリスナーさんについてです。 私ははじめに、もらった手紙と彼最期の手紙を読んだ。 みなさんはどう感じたでしょうか?色々な意見がある。色々な想いがあると思います。私はそれを全部理解しているとは断言できません。今回普段より多くのお便りをもらいました。いつものようにすべてに目を通しました。しかし私はすべてを理解してると断言できません。 ここでいくつか届いたお便りを読みながら感謝を述べた。 私は最初彼を救えなかったと思いました。ラジオの力では救えないと無力感を感じ、自分を責めました。本当に辛かった。苦しかった。 そんな中、立ち直る出会い。きっかけの出会いがありました、 前回は感情を抑えて収録していたのは事実です。嘘をついていたわけじゃないけど、ガマンしてました。今日は包み隠さずお話しします。 生と死について生きる価値の重要さを私は疑いません。 私は今回の収録までに、色々経験したことがあります。その結果、私は生きることを無条件に肯定していくこしかできないし、前向きに、ポジティブにみなさんへ無条件に生きる価値を伝えたいと思ってます。そういうDJ、イエスしかない世界を作るDJになる。そう決めました。 人間は否定の中で生きています。どんなに頑張っても否定され、時にはひどいレッテルを貼られて、みじめな思いをするかもしれません。自分自身を否定してしまう事もあるかもしれません。 そんな否定の世界を終わりにしませんか。 自分の心の中に、苦しくて、辛くても、明るい自分。ポジティブな自分をイメージし続けていけば必ず実現します。下を向いたままで何か変わるでしょうか? 朝鏡の前で笑顔を。地面を見ずに空を見ましょう。夜明日の希望抱いて眠りましょう。 心を変えて現実を変えませんか。 今日のお便りの中に、「死にたい」と言うかお便りもありました。 ハッキリ言います。死なないで。 「また救えなかった」と思わせないで欲しい。大丈夫。あなたは生きていい。生きるためなら逃げていい。無条件に生き抜いてください。 つらい時お便りください。私はあなたを否定しない。肯定しますから。
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