エピローグ

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 目が覚めると廃墟にいた。周囲には砂漠が広がっている。アレはみんなが見せてくれた夢だったのか・・・。  「うっ・・・うううう・・・」  悲しみがこみ上げてくる。これからは一人ぼっちなのだ。天涯孤独がこれほど恐ろしいものだとは思わなかった。  「・・・・・・」  行く当ても無く進みだす。見渡す限りの砂漠をただ進んでいく。ここがどこでこれからどうしょうとは思わなかった。ただ進んで力尽きることになっても・・・それでも良いと思っていた。  丸1日歩き続けとうとう動けなくなる。死ぬことになっても・・・それは仕方のないことだと諦めた。落ちていく意識の途中で人の声が聞こえたような気がする・・・・・もうどうでもいい・・・・・。
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