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冬威はやっと聖をからかうことに飽きてきたので真面目に語り始めた。
「お前さ、一口に魔法使いたいって言うけど、具体的にどんな魔法が使いたいんだよ?」
「え? そりゃまあ・・空飛んだりどこからともなく水出したり風出したり火出したり光り出したり・・・」
「フン・・・」
冬威は聖の言葉に目を閉じて少し考えた後、聖風に言うならば沈思黙考した後おもむろに聖に顔を近づけ言った。
「うわ、なんだよ!?」
「それさ、本気で言ってるか?」
「近い近い近い近い」
「答えろや」
「本気も本気だよ!! 離れろやボケ!!」
「でもそれってさ・・・できるよな?」
「・・・は?」
冬威は聖から顔を話したかと思えば立ち上がりまるで演説でもするが如く両手を広げ、まるで支配者のようなポージングで言った。
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