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………やっぱり無理だ。
別れるなんて……無理………
俺は諒太の背中に腕を回した。
諒太の体温を感じて安心して………
好きで……好きで溜まらなくなる。
『りょ、た………ごめ、……ッ……』
涙で最後まで言えずにうつむく。
………それから俺は諒太に全てを話した。
自分の親にカミングアウトしたこと
………俺の父さんや母さんが………
俺たちの未来を心配していること。
諒太は黙って俺の話を聞いてくれた……。
『……俺は諒太に幸せになってほしいんだ……だから……今のうちに、』
『今のうちに別れて……お互いにまた友だちに戻るって……言いたいの?』
諒太から強い視線で見つめられて
耐えきれずにうつ向く。
『俺は……はじめから全てを覚悟して孝人と恋愛するって決めたんだ。………俺の未来には孝人しかいない』
『でも………』
『あとは……俺がなんとかするから………待っててほしい』
諒太から真剣な眼差しで見つめられ
優しく抱きしめられる………。
『………さっきはごめん。つい頭がカッとなって………乱暴にして怖かったよな?』
そう言って………
俺の秘部を優しくなぞった。
『ぅあッ…だ、大丈夫、だから……ッ』
不意打ちに触れられ………
再び俺の身体が熱くなりそうなのを
必死に抑えた。
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