第1章 親友

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諒太の髪の毛を掴んで… 頭を退けようとしたけど力が入らない……。 『んッ……あッ』 ちゅっとしつこいぐらい胸の突起にキスをされて……触ってくる。 変な……頭の芯がしびれるような感覚に陥る…。 『りょ……ッ…もっ…ぁ…ん…ゃめッ…』 恥ずかしくて恥ずかしくてどうにかなりそうだった。 諒太が顔を上げて…… 真剣な瞳で切ないような表情で俺を見つめる……。 俺はなぜか涙が出てきて……。 顔が…いや身体も熱くなる。 『孝人…好きだ……』 そのままギュッと強く……強く抱きしめられた。 俺も……きっと諒太が好きなんだ…。 恋愛感情…かもしれない。 諒太は優しく乱れた衣服を整えてくれた。 『…続きはちゃんと、孝人が俺を好きって言ってくれた時に……。』 耳元でそんなセリフささやかれて 顔が赤くなる…。 つ、続きって……なんだよ…。 『……そうゆう顔…他のヤツに見せるなよ?』 優しく俺のほっぺに手を触れて 諒太はゆっくりリネン室を出ていった…。 自分の気持ちに気づいてしまった…… バタンと簡易ベッドに横になる。 諒太を好きになるなんて…… 思いもよらない感情にドキドキしてしまう。 ちゃんと……今度言わなきゃ。 諒太が触れた場所が…熱い…。 結局……俺も諒太も1時間の学習タイム…… サボりになって……あとで先生の説教と補習を受けることになった。
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