第2章 タイミング

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『え…と、孝人?』 驚いた様子で諒太が俺を見る。 俺は自分の顔が赤くなるのがわかったけど 諒太を見あげて… 『も、もう少しだけ…一緒にいてほしいんだけど』 ギュッと制服ごしに諒太の腕を握った。 『………』 諒太は黙って俺をひょいっと抱き上げる。 『りょ、た?!』 俺を抱上げたまま2階の俺の部屋に上がっていく。 ドアを開けて 優しくベッドに倒されて……… ギシッと諒太がゆっくり俺の上に乗ってきた。 俺の髪の毛を優しく触る 『………俺が帰ると思って寂しくなった?』 『………わか…らない…。』 何で諒太を止めたのか自分でもわからなかった。 見つめられると身体が熱くなる………。 熱のせいじゃないのは自分でもわかっていた 変だ………俺。 …諒太に触りたくなるなんて。 諒太の背中をギュッと抱きしめた。 その瞬間……諒太に激しく唇を塞がれた…。 『………んッは』 激しいキスと…諒太の手が俺のシャツの中をまさぐってくる……。胸の突起をキュッキュッと何度も攻められ………触られる。 『あぁッ……………ッぁ……んッ』 声と吐息がひっきりなしに漏れてきて…恥ずかしくて……自然と涙ぐむ俺。 『ッりょ、た…ぁッ…待っ』 『……待てないよ』 ギュッと強く胸の突起を触られる。 『……ッ』 そのうち………諒太の手が段々下に降りてきて……… 俺のズボンの中に手が入ってくる………。 『りょ、た…ダメ………待っ…ッて』 必死に諒太の手を抑えるけど 諒太が俺のモノに…優しく触れてきた。 『………ぁあッ…んッ』 今まで感じた事がない感覚で……身体が震える 諒太が俺の胸の突起に口付けながら 優しく……上下に動かしてくる ……もうそれが……本当にたまらなく恥ずかしくて……。涙ぐみながら…諒太の髪の毛を掴む……。 『ッあ………ぁッ……はぁッ……もッやめ……』 諒太の手が段々…激しくなってきた…。 もう……何も考えられない… 『ぁッあ……ぁん…りょ、た………も…だめ』 涙ぐみながら…… 諒太を見つめる。 諒太の息も荒々しくなった。 さっきよりも手の動きが速くなる…… 『ぁっ……あぁぁッん』 諒太の手の中で達してしまった……。 もう恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない…… 顔を上げられなくて……壁側を向いた。 諒太が横になったまま、俺を後ろから抱きしめてくる。
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