第3章 初恋の相手

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カリカリカリとゆう シャープペンシルの音が響く。 わからないところは真剣に 優しく教えてくれる諒太。 わかりやすくて勉強がはかどる… 一緒に勉強できて俺の方が助かったかも。 2時間が過ぎて… 集中力が切れてきた…。 『……疲れた』 パタンとテーブルに倒れる俺。 『テストまでまだ2週間あるし、焦らずコツコツ頑張ろう』 そう言って俺の頭をクシャッと撫でた。 『…っだから…そうゆうのやめろよ…』 『………どうして?』 『…どうしてって…その…俺男だしさ…頭とか』 『可愛いから仕方ないじゃん』 『…か、可愛いとか言うな』 赤くなる顔を腕とテーブルで隠した。 諒太がクスッと笑う… ……やっぱり…敵わないな。 『孝人』 『え…』 頭を上げるとそのままほっぺを 両手で固定され…… 唇を奪われた。 不意討ちだ……。 ドキッドキッと心臓が鳴る。 『んッ……んぁ…ふッ』 舌を何度も出し入れされて… 息が絶え絶えになる…。 ほっぺに固定された諒太の手が肩に降りてきた。 諒太が口づけをしながら片手で 勉強していたミニテーブルをどけた。 俺は……諒太の足と足の間に挟まれ…… 肩に腕を回された。 『あ……諒太…まっ、待って』 俺は赤くなった顔をそむける… そむけたら…… 今度は耳と首筋へと唇が降りてくる……。 『ぁッ…ん………あぁッ………ッ 』 そのまま……諒太は俺の制服のシャツのボタンを外しながら 俺をゆっくり…… 後ろの座布団に倒した。 諒太の息づかいが聞こえて ドキドキが止まらない………。
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