第3章 初恋の相手

5/9
前へ
/138ページ
次へ
俺のシャツのボタンを綺麗に外して…… 左右に開かれる 俺の胸が………露になる。 夕暮れの光が反射して めくられた部分が色っぽく光った… 諒太の視線が痛くて 恥ずかしくて……うつむく……。 『あ、あんまり…ッ見るなよ』 恥ずかしくて服で隠そうとする俺の手を 諒太から掴まれる。 『…だめだよ。隠しちゃ』 俺の手首を掴んだまま 諒太が俺の胸の突起に唇を付けた。 ゆっくり舌先で転がされる… 『ぁあッ…………ん……あ』 ヤバい…… 諒太がちゅっちゅっと音をたてるたびに 恥ずかしさと… 別の感覚で…身体が震えてくる… …俺、また変になっちゃうの? 『…あ…りょッた……んッ……も…やだッあ』 変わっていく自分が怖くて 涙ぐんだ瞳を諒太に向ける。 諒太が切ない表情を浮かべた…と同時に 優しく首筋を噛まれた… 『あぁッん』 『孝人…本当にイヤ?』 諒太の手がスルッと俺の制服のズボンに降りてきた。 ベルトに手をかけてチャックを下ろされる… 俺のモノにやんわりと触る……。 『あ……諒太……待っ……ッ』 『……こんな…なってるのにイヤ?』 触りながら耳元で囁かれて 恥ずかしさでどうにかなりそうだった。 『ぁん…あ』 いつの間にか直接触られていて… 身体が震えてくる。 『…孝人、俺の事……好き?』 『……ッあ』 こんな時に……聞くなんて反則だよ。 諒太の動かす手が段々速くなる 『ぁん……ぁッ…ん……りょ、た…も、やめ…ぁッ…』 『……孝人、俺の事好き?』 止まらない手と止まらない言葉…。 涙目で見上げると…… 切羽詰まったような諒太の顔があった。 『……りょ、た……ッす、き…ぁッ…』 諒太が手がとまる……。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

447人が本棚に入れています
本棚に追加