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薄暗い路地裏をひたすら歩き…
『っ、あのっ、は、離してくださいっ』
『もう少しで着くから、ちょっと待ってね』
口調は柔らかいけど
手首を掴んでる手は強くて……
振りほどけない………。
ヤバい……
白石……何考えて……
『着いた。ちょっと入って、ほらここ』
『え……?』
白い壁の下に人が1人入れそうな穴とゆうか…
小さな通路がある
言われるがままに入って
四つん這いになって進んだ。
しばらく行くと小さな扉が見えた。
『そこの扉開けて』
ガチャリと開けて中に入る。
………大きめのベッドとソファーだけ……とゆうシンプルな部屋だった。
『ここ……俺の家』
『え……白石の?』
マンションじゃないのか……?
『ソファーに座ってて。面白いの見せてあげるから』
そう言って白石はにこやかに隣の部屋に向かった。
それにしても殺風景な部屋……。
あのマンションは白石の家じゃないのかな
家が2つ……あったり?
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