第4章 諒太の過去

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薄暗い路地裏をひたすら歩き… 『っ、あのっ、は、離してくださいっ』 『もう少しで着くから、ちょっと待ってね』 口調は柔らかいけど 手首を掴んでる手は強くて…… 振りほどけない………。 ヤバい…… 白石……何考えて…… 『着いた。ちょっと入って、ほらここ』 『え……?』 白い壁の下に人が1人入れそうな穴とゆうか… 小さな通路がある 言われるがままに入って 四つん這いになって進んだ。 しばらく行くと小さな扉が見えた。 『そこの扉開けて』 ガチャリと開けて中に入る。 ………大きめのベッドとソファーだけ……とゆうシンプルな部屋だった。 『ここ……俺の家』 『え……白石の?』 マンションじゃないのか……? 『ソファーに座ってて。面白いの見せてあげるから』 そう言って白石はにこやかに隣の部屋に向かった。 それにしても殺風景な部屋……。 あのマンションは白石の家じゃないのかな 家が2つ……あったり?
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