第4章 諒太の過去

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……俺は立ち上がって荷物を持ち 元来た小さな通路の入り口に向かおうとした。 その瞬間 白石が後ろから俺を抱きすくめた。 『……まだ終わってないぜ?孝人くん』 耳元で囁かれ…… 白石は俺を軽々と抱き上げて キングサイズのベッドに押し倒した。 『痛っ』 突然の出来事に何がおきたのかわからず 頭がクラクラした。 顔を上げると…… 目の前ににっこりと笑う白石の顔が見えた。 俺は……白石が怖くなって自然と身体が震える 『……お楽しみはこれからだよ?』 白石が俺の制服のシャツをバリッと開いて… 部屋中にシャツのボタンが弾け跳ぶ。 『やっめろ……っ』 俺はめちゃくちゃもがいたけど 白石の身体はびくともしない。 むしろもっと強く押さえつけられた…… 片手で俺の手首を上にまとめて 俺の……制服のネクタイで結び付けられる 何をされるかわからない恐怖に…心から怯えた。 『っ…白石……何、するつもりだよ』 『俺さ孝人くんに興味あるんだよね』 スッと俺の胸を撫でて…… 胸の突起をキュッと握られた。 『…っぅあ』 『……感度いいんだね』 いやらしく笑う白石…。 反応したくないのに反応してしまう自分の身体が嫌になる…。 悔しくて涙ににじんだ目をギュッとつぶり…… 必死に声を抑えようとした。 白石が片手で俺の胸の突起を指で強く押されながら もう片方に唇をつける。 『……ぁッ』 カリッと……たまに甘噛みされて…… 『ぁッ……ぁ…あッ……んッ』 俺の口から堪えきれない声が少しずつ漏れ出す 白石がクスッと笑い…耳元で 『………諒太と…俺…どっちが気持ちいい?』 涙目で白石を睨み付ける。 『ッ……やめっ……ッろ……よ…ぅあッ』 白石が意地悪く笑いながら 『…孝人くん、わかってないなぁ……そうゆう表情がそそるんだよね』 言いながら白石の手が俺の下半身に降りてきて…… 『あっ…ッ……白石、やめて……やめろッ…』 いつの間にか外されたベルトの下の ファスナーを片手で下ろして ズボンの中に手が入ってきた 俺のモノを白石がギュッと握った。 『……ぁアッ』 『身体は正直なんだよ……孝人くん』 にっこり笑う白石…… 下着の中に手が入ってきて 俺のモノを直接上下に動かしていく… 『んッ……ぁ……あッ……し、らいし…やめてッ……』 声だけでも我慢したいのに… どうしても溢れてきてしまう。
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