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家に帰って…
母さんにバレないように
急いで部屋にあがった。
何も聞かれたくなかった…。
ジャケットは無事だけど…
中のシャツはビリビリで………
白石にされた事を思い出すと恐怖で…身体が震える
頭によぎった…白石を振り払い
シャツをビニールに入れて鞄に押し込んだ…。
明日…学校で捨てよう…………。
……でも白石が言っていた事が頭から離れなくて
"光さん"の存在……
諒太の初恋の相手で…忘れられない人
諒太は……
白石とは1年前に出会ったって
俺には言ってた…
それも……嘘……だったんだ。
施設で育った過去も…
俺は何も知らなかった……。
俺への告白は……?
俺を抱いたあの腕は……?
俺を大好き…って言ってくれたのに……。
胸がズキンズキンと痛んで……
その日はあまり眠れなかった。
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