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諒太から涙ぐんだ目尻をちゅっと口づけされて
そのまま唇をふさがれた。
諒太の舌が入ってきて…口の中を犯される。
『…ンッ………んんッ………』
諒太の服をギュッと掴む。
スルッと諒太の手が服の中に入ってきて………
俺の胸の突起をしつこく撫でてくる。
『ぁッ…りょ、た…か、観覧車だし……ぁあッ…誰かに…見られッ………んあぁッ…』
諒太が胸の突起に口づけてきて…
歯で甘噛みされるのが溜まらない………。
観覧車の窓を見ると…丁度、頂上を過ぎたぐらいで………まだあともう少し乗ってなきゃならない。
ふと、諒太に渡すクリスマスプレゼントの存在を思い出した………。
『ぁあッ……りょ、た…んぁッ…俺ッ…も、渡したい…アッ…もの…ッ………あるッ………』
諒太の手がピタリと止まって俺を見つめる。
俺は急いで身体の熱さを沈めて………乱れた上服を整えた。
リュックの中から小さな包みを出して
諒太に手渡す。
『…はい、クリスマスプレゼント』
『あ……ありがとう。』
諒太がすごく嬉しそうな……照れたような顔をする。
『開けていい?』
『うん……』
諒太が俺の目の前で小さな包みを広げる。
『あ…イヤホン』
『ちょっと前にイヤホンが壊れて…新しいの欲しがってたから……。諒太の好きなメーカーの深いグリーンがたまたま売ってたんだ…』
『………ヤバいめちゃめちゃ嬉しい』
フワッと笑う諒太。
『大切にする………イヤホンも。孝人も。』
ギュッと手を握られて優しく抱きしめられる。
喜んでもらえて本当に良かった………。
観覧車が一周して下車する。
諒太が俺の手を繋いだまま自分のパーカーのポケットに閉じ込めて………家まで送ってくれた。
『……2日間本当にありがとう。すごく楽しかった……。』
……いつもよりも長い時を一緒に過ごしたような気がする。だからか……なんだか寂しくて切なくて、離れたくなくて。
諒太が俺の手の甲に口づけをして
それから頬に触れて……
『こちらこそ本当にありがとう…。孝人………ずっと好きだから………。』
『うん………。俺………も』
身体が熱くなる……。
諒太が微笑みながら手を振り帰っていく。
こうして2日間のクリスマス旅は終わって……
今年も残すところあと数日となった。
……アメリカの大学の事も真剣に考えないと。
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