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1月3日
俺は諒太からのmessageで自宅に誘われた。
1週間振りに諒太と……会う。
父さんや母さんから言われた言葉が頭をよぎって……どんな顔をして会ったらいいのか……。
諒太の家の広々とした門構えの前に仁王立ちしてしまい……なかなか呼び鈴を押せなかった。
『あら……孝人くん?』
穏やかに微笑む諒太のおばさんが
執事さんと車から降りてくる。
『あ……おばさん………』
めちゃめちゃ動揺してしまう。
『どうしたの?入りなさい。諒太に会いに来てくれたのよね?』
ふわっと微笑み…おばさんが俺の手を握って門の中に入れてくれた。
おばさんの笑顔を見て胸がギューッとなっていっぱいになった………。
『おばさん………』
『…………?さ、上がって、諒太なら自室にいるから。……あの子、孝人くんが来るのを楽しみにしてるの』
にっこりと微笑む諒太のおばさん……
俺はおばさんの目を真剣に見つめた。
『おばさん…ごめんなさい。俺………』
『どうしたの………?』
おばさんの笑顔を見て俺は決心した。
やっぱり………諒太の幸せを考えなくちゃ……
『何でもないです。おばさん…ありがとう』
『………?』
俺は靴を脱ぎ…諒太の部屋へと向かった。
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