第1章 不思議の森

3/3
前へ
/31ページ
次へ
私の名前はジュディ。 私が最初にこの森に来たのは八歳の時。それはお母さんが突然、家を出たまま帰って来なくなったのがきっかけでした。 お父さんは、私以上にショックを受けていました。 私が寂しさに泣きくれていたら、偶然迷い込んだのです。 その時の気持ちは何て言うか、まるでお母さんが見守ってくれている様な、そんな安らぎを覚えました。 それからと言うもの、寂しくなると一人で来るようになりました。あれから二年が経つなんて、本当に早いものです。 でも今日は本当に辛い事があって、逃げて来たんです。 それは、新しいお母さんになる人が家に来てからが、事の始まりでした…。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加