第3章 本性

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第3章 本性

ジュディがあの森から帰ってみると、リンジーは家にはいなかった。 父親は作物を届けに、隣町に出て留守をしていた。 どうしたんだろう? ジュディはそう思いながら、二階へと上がった。 すると奥の部屋で、ゴソゴソと物音がするではないか。 そこは、お母さんの部屋だ。 いなくなってから、いつか帰って来るんだと、そのままにしてあった。 そして部屋を覗くと… リンジーがドンゴロスの袋に、母親の写真立てやクシに首飾りなど、思い入れのある品々を次々と放り込んでいたのだ。 「リンジーさん!何をしてるんですか?」ジュディは慌てて、リンジーの手を掴んでいった。
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