0人が本棚に入れています
本棚に追加
第3章 本性
ジュディがあの森から帰ってみると、リンジーは家にはいなかった。
父親は作物を届けに、隣町に出て留守をしていた。
どうしたんだろう?
ジュディはそう思いながら、二階へと上がった。
すると奥の部屋で、ゴソゴソと物音がするではないか。
そこは、お母さんの部屋だ。
いなくなってから、いつか帰って来るんだと、そのままにしてあった。
そして部屋を覗くと…
リンジーがドンゴロスの袋に、母親の写真立てやクシに首飾りなど、思い入れのある品々を次々と放り込んでいたのだ。
「リンジーさん!何をしてるんですか?」ジュディは慌てて、リンジーの手を掴んでいった。
最初のコメントを投稿しよう!