桜の下の死神

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桜の下の死神

薄れゆく意識。 君の声が遠ざかる。 僕は君を知っているけど、君は僕を知らない。せいぜい風の噂で聞いたことがある程度の認識だろう。 ……それでも。僕のために、泣いてくれるんだね。人じゃないものにまで優しい君。 どうか。 どうか。 もう、僕のために泣かないで。
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