6人が本棚に入れています
本棚に追加
第三人格 探求者【Pursuer】
星国は寧ろ朱凰に比べると評価は高い。
5段階で言えば4はある。人に利用されて生きるタイプ。吸収力、弾性力がかなり高く向上心もある。強いて言えば成功するには彼女自身の絶対的な才能が足りていない。
「先生、どうしましたか??」
「ん?特に無いが?」
「そうですか?残念です」
ここで出てきた失敗と成功とは自らの才能に見合った対価を生涯で得られるかどうかにある。それは自らの価値観によって決まる幸せなどとは全く違う。他者から見ての評価がその人間が優れている人間であるならばその人間は他者よりも優れた人生を歩まなければ人生において成功したとは言えない。
そんな事を考えながら生きてたから俺は人生をつまらないと感じるようになったのかも知れない。
(はぁ~なんか…面白いことねーかな?)
そんな事を考えながらホームルームが終わるのを待っているとフッと外が見えていた窓が一瞬にして黒く何も見えなくなった。
それに気づいた窓際に座る痩せ型のノッポ高森茂樹が声を上げて驚く。
「うっうわぁ…なんだこれ!!」
「…なんだこの現象?一体何が起こっているんだ??」
最初のコメントを投稿しよう!