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天正だと聞き一気に青ざめる。ここは私の知っているところじゃない!そう思っていたら石田三成が
「ところで、あずさ様はどこからいらしたのですか?そのような着物は初めて見ます」
「私は500年後の日本から来ました」
「…」
少し間が開いてから
「どこか頭を打ってしまったのでしょうか。心配ですね」
500年後って言っても信じてもらえないかと思ってたら、
「信長様~!!!」
次から次へと武将が現れる。もう一体どんだけ武将が現れれば気が済むのよって思ってたらいろんな武将に見られた。
「信長様、一体この女子は誰なのですか」
「こいつは俺様の命を救ってくれたヤツだ秀吉」
え!?秀吉ってあの、あの豊臣秀吉だよね?
「へぇ、こいつがね」
「政宗、こいつには手を出すなよ?俺の女にするからな」
え?今この人は一体なんて言った?俺の女にする?待てよ?今、政宗って言ったよな…
「あの、政宗ってあの伊達政宗さん?」
と言ったら
「ほぉ、俺の事を知ってるのか」
うわぁ、やっぱり伊達政宗だ!伊達政宗は昔から大好きだったんだよね!あれ?そう言えば三成さんが大正12年って言ってたよね?大正12ってことは1582年、織田信長が死んだ年…ここは…と思い後ろを振り返ったらお寺には本能寺と書かれてた。
私、まさか、歴史を変えちゃった?
これって本能寺の変だったのかな?と考えてたら秀吉さんが
「おい、お前!」
「は、はい」
「お前、信長様になんで近づいた?」
は?この人何言ってるの?
「え、目の前で殺されそうになってたから助けただけです」
と言ったら
「なぜ、お前がこの本能寺にいた?」
と聞かれて私はとっさに
「500年後の日本からタイムスリップしたらここにいました」
と行った。本当のことだもん。ここで嘘をついたらますます怪しがられる。少し間が空いて政宗が笑いだした。
「お前、面白いな」
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