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「こき使うなんて、酷いなぁ~色々と頼りにしてるっていってくれなくちゃ。一人が卒業と同時に辞めちゃったから困ってたんだし。」
そうなんだ、優しくしてくれてたお兄さんがこの間から居なくなってて、そうしたらこんな可愛い新しい女の子が来てくれた。
僕達のお世話をしてくれるんだ。今日からまたちょっとワクワクするなぁと思って嬉しくなった。
「そりゃあ、晃司君が辞めちゃったのは仕方ないですよ~。就職も決まっちゃったんだし~笹原さんは就職活動は大丈夫なの?」
「頑張ってやってるんですけど、バイトはしないとお金も困るし。それに、頑張ってやるなら好きな事をしたいなって。前のバイトは精神的に大変だったので。猫ちゃん達に癒されながらしたいなぁと。」
そうなんだ~と思って僕は中々、最初から近付いたりとかしないんだけど初めて自分から心音ちゃんの足元までいってすりすりとしてみた。
それにてんちょーさんが驚いた声をあげてた。そりゃあ、そうだよね僕から行くなんてこと滅多にないもの。
「おっ、なんだ?どうした?お前から人に寄ってくるなんて珍しいな?この子はこのカフェで笑っちゃうネーミングかもだけど孤高の貴公子って呼ばれてるレオンだよ。すっごい美男子だろう。でも、お客さんが来ても全然、愛想も振り撒かないのにそこがいいって、ファンが沢山なんだよ。」
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